BAGRU PRINTING
バグループリントは、ラジャスターン州ジャイプールの中心地から西に30km程離れたバグルー村で作られているハンドブロックプリント生地です。
主に植物や鉱物などの天然素材(一部合成染料などを使用)で染められており、防染にラジャスターンの細かい砂漠の砂を使用するのが特徴です。例えば、砂で泥ペーストを作り、それを平たい容器に入れ、木版を押しつけてから布の上に押します。それにより布を浸け染めした後も泥がついている部分が染色されずに染め抜かれます。布はそれぞれの工程が終わる度に太陽の熱で乾燥されます。
バグループリントは、布の下染処理の段階で染料の定着を促進する目的としてミロバランという植物の染め液で布を煮出します。この時に布全体が薄い黄色に染まるため、プリントに独特の深みが生まれます。
木版のつなぎ目がずれないように注意をしながらリズミカルに押してゆきます。
布は何度も大地の上で天日干しされます。
BAGRU PRINTING