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HAND BLOCK PRINTING

■Hand Block Print(木版更紗)について

ハンドブロックプリントは、木製のスタンプを人の手で規則的に押すことにより模様を入れる染色技法です。

木版による染色は紀元前から行われており、15世紀の大航海時代以降は、欧州やアジアに広まり世界中で多くの人々を魅了してきました。それと同時に、それぞれの土地の染色文化にも大きな影響を与えてきたのです。

木版はインドではチャパイと呼ばれており、耐久性があり伸縮の少ないチークやローズウッドが使われます。彫刻で使われる平刀の先端部分のような鏨(たがね)を木に押し当て、それを棒で叩きながら掘っていきます。これらはチャパイの工房で専門の職人によって作られます。

その後、染めの工房で、このチャパイを使用したハンドブロックプリントの生地が製作されます。

一口にハンドブロックプリントと言っても、作られた地域の特性や宗教的背景、もしくは染料が化学染料か天然由来のものかなどにより、それぞれ個性的な特徴を持っています。

有名なのは、ジャイプールから車で1時間ほどのサンガネールで作られる色鮮やかなブロックプリントが挙げられます。サンガネールでは科学染料を使用している為、華やかなプリントが可能となっています。

ジャイプールから30kmほど離れたバグルー村の、天然の染料と泥防染によるバグループリントも有名です。藍染やアースカラーをベースに素朴な図柄が多く見られます。

さらに、インド北東部ではパキスタンから移住してきた先祖を起源に持つ、イスラム教の人々によるアジュラクプリントも挙げられます。このプリントは天然染料で染められ、柄にもよりますが、多ければ15以上の工程を経て完成します。イスラミックで繊細な幾何学模様が有名です。

ブロックプリントは全ての工程が人の手で行われる為、機械で均一的にプリントされたものとは異なる味わいがあります。ところどころにかすれやちょっとした版のズレも見られますが、人間のリズムで生み出されたブロックプリントの布は、私たちの生活の中にスッと溶け込み、まるで私たちと同じリズムで息をしているようです。そのようなアナログ的な心地良さがブロックプリントの魅力ではないでしょうか。